ディフェリンゲルの実際(5)~効果について~
ディフェリンゲルの効果について~
高見:実際、どれ位で効果が出てくるんでしょうか?もちろんある程度個人差があると思いますが、
目安をぜひ教えてください。
角田:いわゆる面ぽうという、毛穴に皮脂が詰まって炎症を起こす手前の状態ですね。
コメドとも言って、黒ニキビとか白ニキビなんて呼ばれ方もします。
このコメドならば1週間で明らかに減ったと分かります。1ヶ月くらいで半分以下になりますね。
高見:炎症を起こした場合、つまりニキビの場合は?
角田:ディフェリン単独だと、だいたい6週間で減少しはじめると発表されています。
でも私の場合、抗菌剤の外用剤も併用して処方しますので、1ヶ月で効果を出しています。
あとはビタミンC誘導体ローションの外用を加えていただければさらに効果的です。
高見:なるほど、簡単に言えばクリニックに通い始めて1ヶ月で何らかの結果が出ているということですね。
角田:そうですね。
高見:まったく同じ症状でも効果に個人差があるかと思いますが、どの程度あるんでしょうか?
角田:ディフェリンによる効果発現までの期間については多少あります。
早く効いてくる人とゆっくり効いてくる人という意味です。
でも同程度の症状なら、その効果に個人差があるという印象は少ないですね。
むしろ随伴症状の出現に関しては個人差がすごくあると思います。
でも同程度の症状なら、その効果に個人差があるという印象は少ないですね。
むしろ随伴症状の出現に関しては個人差がすごくあると思います。
赤みとか、かさつきや乾燥とかですね。
高見:治療途中でリタイアしてしまう方はいらっしゃいますか?
角田:いらっしゃいますね。だいたい100人のうち、1~2人ですが・・・。
高見:それはどんな理由ですか?
角田:やはり随伴症状がどうしても嫌でほかの治療法を探して、治療をやめてしまうんです。
でもディフェリンゲルは効果の割に、副作用というか随伴症状が少ない薬なんですけどね。
それで「当然なんですよ」って説明してもどうしても続けられないということで・・・。
それで「当然なんですよ」って説明してもどうしても続けられないということで・・・。
高見:さっきの“ニキビジプシー”のようになってしまう?
角田:そうですね。来なくなってしまう方は、おそらく他の色々な治療を試されたりしていると思います。
何度も言いますけど、ディフェリンは続けないと意味がない治療なんです。
随伴症状が出るからこそ効果が出るということなので・・。
高見:もったいないですね。
角田:そう、もったいないんです。
いい薬が出て費用も数年前よりずっと安くて、キレイになるのに。
高見:何事も楽して簡単にということはないということですね。
角田:ええ、この随伴症状についてはそうですね。
それでもディフェリンゲルは、他の治療と較べると、効果の割に副作用が少なんですよ。
だから患者さんには「頑張って」って励ましながら一緒に治していくようにしています。
高見:治ったあとの維持療法というか、ニキビが治まったあとはどれくらい継続すればいいんですか?
角田:基本的にはニキビが良くなってからも、1年くらいディフェリンを継続していただくことは良いことだと
思います。
高見:それはニキビがもうない状態のお肌に塗り続けるということですか?
角田:特にニキビが出来やすい部位はみなさん、自分でご存知だと思いますのでそこを中心に続けてもらう
ようにしていますね。
高見:ちょっと話がずれますが、できやすいというのは?
角田:普通に考えれば、皮脂の分泌が多いところですね。
中でもニキビが繰り返しできたことによって、毛穴の構造が複雑になってしまって
皮脂が詰まりやすくなってしまっている場所は出来やすいといえますね。
高見:なるほど、ありがとうございます。
ちなみに続けるのはディフェリンだけでしょうか?
角田:いいえ、抗菌剤は長期間続けると耐性が出来てしまいますから、抗菌剤以外のディフェリンと
ビタミンCローションと保湿剤になります。
高見:じゃあ、患者さんはお薬がなくなると毎月クリニックで出してもらいに来るような感じですね。
角田:そうですね。月に1回来てもらえると、薬を出すだけではなく、お肌の状態が定期的にチェックで着ます
からね。
高見:それにだんだんとコミュニケーションも取れてきますし、色々と相談しやすくなりますね。
角田:ええ。どうしても患者さんは構えてしまいますから、じっくりとお話を伺うためにはある程度の期間が
必要ですね。
高見:そのほかの注意事項はありますか?
角田:とても大切なんですが、特にディフェリンによる治療中は必ずUVケアを心がけていただくことですね。
SPF15以上のものを日常生活で使用してください。
高見:特にディフェリンを使用しているときは角質層が薄くなっているからですね。
角田:そうですね。
それと妊婦の方、授乳中の方には処方していません。
あと12歳以下の方のお子さんには処方できません。
高見:妊娠中というのは分かるんですが、お子さんについてはなぜですが・・・。
角田:治験の問題だと思います。
薬の認可をもらうときに12歳以下のお子さんに対する治験は行わなかった、つまり前例がないからという
ことだと思います。
高見:なるほど。ほかには?
角田:日本国内においては36歳以上の患者さんに対する使用経験がないということで、患者さんの同意が
必要になります。
でも、お子さんと違って、36歳以上の患者さんについては使用経験がないということだけで安全性が
でも、お子さんと違って、36歳以上の患者さんについては使用経験がないということだけで安全性が
担保されていないというわけではないので、患者さんの同意の上で私は処方しています。
高見:その場合、保険は?
角田:保険も適用されますよ。
あとは適応が顔面のみになっています。
高見:顔以外のニキビには効果がないんですか?
角田:いいえ、そういうことではないんですが、これもさっきの治験の問題があるんだと思います。
それとディフェリンゲルの濃度設定が低すぎるということもあると思いますね。
たとえば背中の皮膚はお顔の皮膚よりも厚いですから。
その分、薬としての効果が低くなるということもあるかと思います。
高見:なるほど。よく分かりました。



