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ディフェリンゲルの実際(3)~随伴症状(副作用)について~

ディフェリンゲルの随伴症状(副作用)について

高見:それでは、実際の各々の随伴症状について少し詳しく教えてください。

角田:主に5つあって、どれもディフェリンゲルの特長でもある表皮の角化細胞の分化の抑制が原因です。

高見:難しいですね。「表皮の角化細胞の分化の抑制」って、舌をかみそうというか・・・。(笑)
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角田:ごめんなさい。(笑)  もっと簡単に言うと、「表皮角質細胞
       が薄くなる」ということです。 

高見:すごく簡単になりました。(笑)
 
 

角田:ディフェリンゲルの場合、主に、①乾燥②ひりひり感③落屑(らくせつ:皮膚が剥けてくること)
   ④紅斑(赤み)⑤かゆみの5つの随伴症状が挙げられます。

高見:なるほど。それがどれくらいの割合で出現するんですか?

角田:10人中8人くらいですね。
 

高見:もともと角質細胞は皮膚の乾燥を防いで外部の刺激から体を守るためにあるわけですから、その役割を
   考えるとそれぞれが理解できます。

角田:そう。角質細胞が薄くなれば、その分水分保持力が落ちて乾燥しやすくなりますし、刺激に対して、
   かゆみやひりひり感として反応しやすくもなりますね。
   また落屑(らくせつ)といって、角質細胞がポロポロと剥がれ落ちたり、一時的な炎症によって赤みが出たり
   もします。
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高見:それって、どれも通常のピーリング治療の特長ですよね。

角田:そう、ですから我々、美容皮膚科医にとっては当たり前の
        ことでなんですけどね。
   従来のピーリング治療に較べれば、ずっと程度も軽いです
        し。でもピーリングの治療の経験がない先生にとっては、でき
   れば敬遠したいものなのかもしれませんね。

高見:随伴症状は全員に起こるんでしょうか?

角田:いいえ、そんなことはありませんよ。
   でも治療を始めて1~2週間で、だいたい8割の患者さんには何らかの随伴症状が出現します。
   ディフェリンを出しているガルデルマ社の製品案内書を見ると、乾燥60%、ひりひり感が50%、落屑35%、
   紅斑20%、かゆみ13%の確率で起こると発表されていますね。
   これは単独ではなく、組み合わせで出現しますので、経験上だいたい8割くらいの患者さんに出現します。

高見:そういった場合、どう対処していらっしゃいますか?

角田:出来るだけ患者さんの負担にならないように指導しています。

高見:具体的には?随伴症状に対する指導について詳しくお聞かせいただけますか?

角田:はい。それぞれの患者さんに合わせた指導をしています。
   例えば少ない面積から塗布を始めていくとか、1日おきに使用していただいたり、随伴症状が出たら
   しばらく中止して気にならなくなったらまた使っていただいたりするように説明しています。

高見:なるほど。

角田:もちろん、その分だけ効果の発現は遅くなるけど、とにかくディフェリンは使い続けることが大切ですよと
   いうことです。
   あとは保湿剤を併用していただくことですね。

高見:逆に随伴症状が出た方が治癒がはやいとか、薬が効いているってありますか?

角田:確実に薬が効いているということですから、そう言えなくもないですね。
   でも効果出るのが、早いか遅いかという差であって、まったく効果が認められないということはほとんど
   ないです
 
 

 

 

 
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