女性の疾病研究室トップ皮膚科医 角田美英先生 > ディフェリンゲルの実際(2)~治療の流れについて~

ディフェリンゲルの実際(2)~治療の流れについて~

ディフェリンゲルを使用した治療の流れについて

高見:随伴症状と呼ばれる副作用について、教えていただきたいんですけど・・・。

角田:「それぞれの随伴症状がどういうものか」ということを一つ一つ解説することも重要なんですが、   
   まず全体の治療の流れについてお話しさせていただいてもいいですか?image20.jpg

高見:はい、もちろん。

角田:たとえば、随伴症状に赤みが出るという症状があるんですね。
   この赤みが出たときに、患者さんが予期せぬハプニングが起こったっ
        てビックリしてしまうと、そこで治療をストップしてしまうことがあるんです。

高見:なるほど。だから、まず治療の大きな流れを理解していただいて、随伴
   症状はハプニングではなく、ニキビが治っていく過程の中で起こる症状で
   あるということを、事前にしっかり患者さんに伝えることが大切だという
   ことですね。

角田:そうそう。その通りなんです。
   実際、私はほとんどのニキビの患者さんにディフェリンを出しているんですね。
   それで初診の患者さんにこの随伴症状について説明しただけで、「私にはぜったい無理!」って言って
   諦めちゃう患者さんがいらっしゃるんです。
 
  高見:でも実際、そんなにすごい症状が出るわけではないですよね。
   例えば、自由診療で行うピーリングと較べたりすれば・・・。

角田:そう、ずっと低いですよ
   だから本来「そんなに恐れるほどのものでもないんですよ」っていう話なんです。
image33.jpg

高見:はい。
 
角田:それで患者さんに「この随伴症状は8割の人に起こるんだから、あなた
     に起こっても続ければ絶対に大丈夫。良くなるよ」って言って、私の言う
    ことを聞いてがんばってくれる人は治っていくし、「それでも無理!」って
     いう人は“ニキビジプシー”のようになってしまうのかなぁ、って感じていま
        す。

高見:なるほど。
治療が続かないので、色々な治療法を探してさまよって
   しまうということですね。

角田:だから、患者さんが随伴症状に慣れていない治療開始後、1~2週間は必ず来てもらうようにして、
   「必ず良くなるから」って励ましてあげで続けてもらうんです。
   そこを乗り越えたら「あ、先生、本当にきれいになりました。ありがとうございました」って、そんな治療の
   流れなんです。

高見:なるほど、つまり初期の患者さんが薬に慣れるまでの来院を増やして、そのあと症状が落ち着いて、
   患者さん自身もコントロールができるようになったら受診を減らして、継続していくということですね。

角田:そう、そんな感じです。
 
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