ディフェリンゲルの実際(1)~ディフェリンゲルがあまり処方されない理由~
~ディフェリンゲルがあまり処方されていない?理由について~
高見:「ディフェリンゲル実践編」としてお話しを伺いたいのですが、お願いいたします。
角田:どうぞ。いいですよ。

高見:先ず結論から伺いたいんですが、実際に多くの症例を見ら
れて、ディフェリンゲルの実際効きはいかがですか?
角田:非常に優秀な薬だと思います。正しい使い方をしていれば、
すごく効果があると思 います。
私はニキビ治療には多用しています。ですから臨床をやって
私はニキビ治療には多用しています。ですから臨床をやって
いて実感していますね。
高見:ありがとうございます。
まず「ディフェリンは治る」という結論から伺わないと、モーチベーションが上がりませんから・・・。(笑)
それで早速なんですが、実際にこのお薬を私の生徒が皮膚科で処方してもらえなかったことが
あったんです。
角田:というと?
高見:私は美容学校で講師の仕事もしているんですけど、そこの生徒がニキビで悩んでいまして、
近所の皮膚科に行ったらしいんです。
角田:ええ。
高見:そしたら、「あなたは乾燥肌だからディフェリンは合わない」
と言われてしまったそうなんですね。
角田:なるほど。
高見:それで、これは一体どういうことなんでしょう?ということなん
ですが、乾燥肌の患者さんには使えないのでしょうか?
角田:そういうわけではありません。
おそらく副作用に対する認識が少ないんだと思います。
高見:そうなんですか。
副作用についてはあとでじっくり伺いますが、本来ディフェリンっていい薬なんですよね。
角田:はい、とっても。
2009年3月の日本皮膚科学会からざ瘡治療のガイドラインというのを発表されたんです。
高見:そうなんですか。
角田:ええ、ちょうど昨日、おとといと学会に行ってきたんです。
学会ではすっかり「ニキビ治療=ディフェリン」という認識になっていました。
高見:それなのに患者さんには思いのほか、処方されていない?
角田:そうみたいですね。ガイドラインが出ましたからこれからすごく広まるとは思うんです。
でも、まだ皮膚科専門医でもディフェリンを患者さんに出すのは躊躇すると言っているドクターも
いますね。
高見:皮膚科専門医の先生でもですか?なぜでしょう?

角田:副作用の一つとして赤みが出たり、乾燥したりするんです。
薬が効いて治っていく過程で起こる反応なので、副作用とい
うよりも随伴症状という呼び方をしていますけど・・・。
当然、患者さんはこの症状を気にされますから、診療のとき
当然、患者さんはこの症状を気にされますから、診療のとき
に相談しますよね。
高見:はい。お顔のニキビを気にして病院に行ったら、顔に別の
症状が出たとなれば気になるでしょうね。
角田:そう。それで、これは製薬会社のMRの方に聞いたお話しなんですが、他の科の先生は随伴症状が出た
ときに、しっかり患者さんに説明が出来ないみたいで、結果的に患者さんの評判の良くない薬というように
ドクターは解釈してしまうそうなんです。
それで特に皮膚科以外の先生はこれで敬遠してしまうようです。
皮膚科の先生でさえも使わない先生がいるようですから、すごく保守的な傾向があるのかもしれません
それで特に皮膚科以外の先生はこれで敬遠してしまうようです。
皮膚科の先生でさえも使わない先生がいるようですから、すごく保守的な傾向があるのかもしれません
ね。
高見:なるほど。随伴作用が出てしまって、ドクターの方が「これはなんだ!」となっちゃって、患者さんとも
きちんとしたラポールが築けない。結果として、あまり使いたがらなくなってしまうと・・・。
角田:そうですね。
高見:特に顔に反応が出る薬は医者も怖がって出したがらないということはありませんか。
角田:それは多いにあると思いますよ。ですから、美容皮膚科の経験がないとなかなか難しいのかもしれませ
ん。
高見:患者さんが女性だったりするとなおさらでしょうし、何かあったら病院の評判を落とすとか、
今はいろいろありますし・・・。
角田:たとえ一時的にでも患者さんのお顔に反応が出るような治療は医者もあまり好みませんからね。
高見:そうでしょうね。
角田:でもディフェリンの治療は一定期間使い続けることが大切なんです。
本当はそこで「大丈夫だから」って患者さんを励まして使い続けてもらって、一緒にニキビを治していくよう
な治療薬なんですけどね。でも、残念ながらまだまだそこまで行っていないのが現実のようですね。
高見:ありがとうございます。よく分かりました。
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