白い歯に合うメイク
メイクをご担当いただいている伊藤悦子先生に伺いました。
高見:実際にモデルさんとかのメイクをされるときに、歯をご覧になって「この歯の色だとこういうメイクを・・・」と
決められているわけですか?
伊藤:そういう要素はあります。もちろん、写真の撮影なのか舞台なのか、テレビなのかなどで、シュチュエー
ションでメイクも違ってきますけど。

高見:具体的には?
伊藤:一言で言えば、歯の色が白い方はナチュラルに仕上げてい
ます。
高見:それは、より歯を美しく見せるためにということですよね。
伊藤:はい。歯が白い方の場合、ナチュラルな美しさを引き出すようなメイクの方が合うんです。
高見:なるほど、極端に言えば小麦色に日焼けした肌に白い歯が似合うみたいな感じですか。
伊藤:そうですね。それも歯の白さが引き立つからより美しく見えるんですね。
高見:ファンデーションの選び方、リップの選び方、・・・と一つ一つについて伺う前に、全体のポイントというか、
ホワイトニングした方にお勧めのメイクを教えていただけますか?
伊藤:一つは、できるだけ健康的なナチュラルな美しさを活かしたメイクをすること。
もう一つは、歯の美しさを強調するメイク、つまり歯の白さを引き立てるようなメイクをすることですね。
高見:なるほど。健康的、ナチュラルさを意識しながら、歯の白さを引き立てていけばいいということですね。
さっきから、同じことを繰り返して言っているだけですけど・・・。(笑)
伊藤:そうですね。(笑)
それと、歯が白くなると、いつも使っているカラーがより鮮明に、鮮やかに見えるようになるんですよ。
だから色を選ぶときにそれを意識するとより美しいメイクになると思いますよ。
高見:ありがとうございます。
では実際にファンデーションはどうするかということから伺っていきたいんですが・・・。
伊藤:ファンデーションなどの肌作りで白すぎるのはNGです。 白すぎると健康的なイメージが失われてしまい
ますので・・・。首より少しだけ暗めのリキッドファンデーションで仕上げます。

高見:わざわざ暗い色にするんですか?
伊藤:そうです。メイクにダークな色を取り入れることによって歯の
白さをより強調することが出来るんです。
高見:パウダーファンデーションでは?
伊藤:さらに首とジャストカラーのファンデーションで仕上げる時は
パウダー類をつけすぎてマットにならないように注意してください。
高見:その理由は?
伊藤:粉っぽくなってしまうと、つややかな歯のイメージが損なわれてしまいます。
ですから、首の色にあった色でツヤ感のある肌作りを目指してください。
高見:チークの色とかも変わりますか?
伊藤:血色をよくみせてくれるような色を選ぶことです。それによってつややかな健康的な印象になりますから。
高見:具体的に何色を選ぶとよいでしょうか?
伊藤:肌色の延長の色がおすすめです。
例えば、肌色に近いオレンジ系の色、肌色がくすみやすい方はピンク系の色もすすめです。
ただあまりビビットな色味ではなく、あくまでも肌色の延長の色選びを心がけてください。
つややかな肌を作るコツですが、練り状のチークやパウダータイプのチークの場合は細かいゴールド系
のラメが入った物を選ぶと、簡単につや肌チークができます。
高見:目元、アイメイクについてはいかがですか?
伊藤:普段のアイメイクであれば、肌なじみのよいベージュ、華やかさをプラスしたいときにはゴールド系の色を
使っていただければいいと思います。
高見:なるほど。最後に口元ですが・・・・、「くちびるは歯の額縁」という話を歯医者時代に教わりました。

伊藤:そうですね。リップで歯を目立たせることも逆に歯の
印象を少なくすることも出来るんですよ。
高見:歯の印象を減らすこともできるんですか?
伊藤:はい。逆に歯を目立たなくさせる必要がある場合もあり
ますから・・・。
高見:なるほど、すごいですね。皆が歯を目立たせたいとは
限りませんからね。
伊藤:そうなんです。メイクも千人いれば千通りあります。
それぞれの個性を活かしたメイクが必要なんですよ。
高見:お話を戻しまして、ホワイトニングした場合のリップについて教えてください。
伊藤:はい、ホワイトニングをして歯が白くなることによって、淡い色のリップも濃い色のリップもとても鮮やかに
見えるようになります。
その中でも特に歯の白さを生かすためには、ナチュラルなリップがいいですね。
高見:具体的には?
伊藤:肌色に近いようなベージュ、ベージュピンク、黄味が入っているような色身ものが肌になじみやすくなりま
す。
色もべったりとつくようなものではなくて、透明感のある色を選んだ方が唇の色素もきれいに出ます。
もちろんそれによって歯の白さもより際立つと思います。
高見:なるほど。逆に今まで口紅を使っていた方がグロスだけでもよくなるということはありますか?
伊藤:そうですね。それでも十分にきれいだと思いますよ。
極端に言えば、ふだんお使いのリップの色が決まっている方は、その上に透明のグロスをつけるだけで
きれいなんですよ。

オススメは健康的で美しい口元を作るために透明感のある
ナチュラルカラーのグロスを使用することです。
高見:よく分かりました。雑誌とかを見ても、最近は口紅をつけてい
るのかどうか分からないようなメイクの方が多いですよね。
昔はくちびるの周りにしっかりふちを書いて口紅を塗っていた
ようですけど・・・。
伊藤:そうですね。歯が白いと何もしなくてもきれいに見えますからね。
高見:先ほどのお話に戻りますが、ホワイトニングしていない方がより口元を美しく見せる方法があるんです
か?たとえば、口元に焦点を当てないようにするとか・・・。
伊藤:はい。
口元から完全に視線をずらすというより、口元でも歯ではない部分を目立たせるということをしますね。
リップの色を透明感のあるナチュラルカラーよりも少し色目の強いものを使ってあげた方が歯はきれいに
見えるんですよ。
ポイントをくちびるに置いてあげた方がそちらに目が行くので、ある程度、色がはっきり出る物をつけた方
がいいんです。
高見:なるほど。そうすると、逆にホワイトニングした方は、歯をより目立たせる、歯自体をアクセントにする。
そのためにリップの色もあまり主張しすぎない透明感のあるものを使うことでということでよいでしょうか?

伊藤:はい。ホワイトニングしていない方にも共通していることで
すけど、一番大切なことは、歯が見える素敵な 笑顔を
心がけることですね。
それで完璧だとおもいます。(笑)
高見:どんなおしゃれより笑顔に勝るものはないということですね。
ありがとうございました。

メイクアップ 伊藤悦子先生
「solstar」主宰。外資系化粧品ブランドにてメイクアップアーティストに就任。メイクショー、セミナー、美容部員への技術指導を行う。女性誌をはじめ、広告、ショー、舞台などで、モデル、タレントアーティストなどのヘアメイクを幅広く手がける。その一方、一般向けのメイクレッスン、企業向けセミナー、美容学校講師なども務めている。「白い歯に合うメイク」 おわり
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